イタリアで長期滞在をされている邦人の中には,外出時若しくはバカンス等で自宅を留守にしていた間に,空き巣被害に遭った経験をお持ちの方もいらっしゃるかと思います。
その中で,「警察にどのように通報したらよいのかわからない」,「被害に遭って警察に通報したが,現場検証をしてもらえなかった」等,いざ被害者となった場合にどう対応したらよいのか,判然としないことがあるのではないでしょうか。
空き巣被害に遭った場合の対応について,当館から国家警察ミラノ県警本部に確認したところ,「被害に気づいた時点で速やかに警察に通報し,かつ警察官の来訪を求めることが大事」という回答でした。また,警察官が被害現場に来ても指紋採取等の証拠資料採取活動を実施するか否かは,警察官の現場確認や被害状況によって判断されるとのことです。また,被害者の事情により,被害認知時に警察への通報ができず,後刻警察へ被害申告する場合でも,現場検証が実施されるか否かはケースバイケースで判断されるとのことです。
このように,イタリアでは日本のように通報すれば警察官が現場に臨場して現場検証をする体制が確立されているのではなく,警察官が被害現場へ臨場するのか否か,現場検証をするのか否かについては,被害状況及び現場の状況により判断されるので,現場検証を実施してもらうには,
◎ 被害を認知した時点で警察(112番(軍警察)または113番(国家警察))に通
報する。
◎ 通報時に,警察官の被害現場への臨場を要請する(l’intervento delle Forze dell’Ordine)。
◎ 被害現場はなるべくそのままの状態で保存し,警察官による現場検証を容易にする。
などの措置をとることが重要になると思われます。
大事なことは,空き巣被害に遭わないということですが,特に外国では1度入られた場所が再度被害に遭うというケースも少なくありませんので,もし過去に空き巣被害に遭ったことがあるのであれば,
◎ 鍵の増設。
◎ 日中及び夜間においても外からの視線を遮る工夫(在宅か否かの別を外から分かりにくくする)。
などを行い,今後空き巣被害に遭わない対策を講ずることも必要となります。