総領事ご挨拶

2020/1/31
在ミラノ総領事 雨宮雄治
 新年おめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いいたします。
 
 昨年5月1日,第126代天皇陛下がご即位され,日本では新たな「令和」の時代が始まりました。「令和」には「美しい調和(Beautiful Harmony)」,また人々が美しく心を寄せ合う中で,文化が生まれ育つという意味が込められています。本年も,日本とイタリアとの伝統的な友好関係が,美しい調和の中で一層の発展を遂げるよう,様々な分野での取組を進めて参ります。
 
 昨年2月の日EU・EPAの発効により,両国の貿易が増加しています。イタリアの美味しいワインやチーズが日本人の食卓に上がることも多くなってきたのではないでしょうか。イタリアからの訪日観光客も,昨年,過去最多の16万人を記録しました。私自身,お話しする機会のあった多くのイタリア人から,初めての日本旅行で素晴らしい体験を得られたという喜ばしい感想をいただいています。イタリア各地では引き続き和食や浮世絵を始めとする日本文化への関心が高まっています。このように両国間の関係がとても前向きな状況の中,総領事館は,ミラノを始めとする北イタリア地域の日系企業の皆様と連携しながら,両国の経済関係の発展に更に努めるとともに,日本文化の普及や両国の交流に資する様々な事業をバックアップしていく所存です。
 
 今年の夏には,いよいよ東京オリンピック・パラリンピック競技大会が開催されます。日本は,史上最もイノベーティブで,世界にポジティブな改革をもたらす大会を目指しています。2026年のミラノ=コルティナ冬季五輪開催が決定したことで,東京2020への期待や関心が当地でも高まっていると感じています。2021年にはイタリアでG20が,2025年には大阪・関西万博が開催されます。これらの国際的大型イベントを機運として,両国の交流が一層深まることを期待しています。
 
 近年イタリアでは大きなテロ事案は発生していませんが,予断を許さない状況が続いていると言われております。また,盗難などの犯罪も少なくなく,残念ながら邦人の方の被害も絶えないのが実情です。本年も在留邦人の皆様並びに旅行者の皆様が安心して当地に滞在することができるよう,領事サービスの提供にも一層努めていく所存です。
 
 本年も皆様のご協力とご支援をどうかよろしくお願いいたします。

 
令和2年1月
在ミラノ総領事
雨宮雄治