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危険情報

北イタリア治安情勢通報

第5号:2012年の日本人の被害状況

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近年,ミラノの治安はスリ,置き引き等の身近な犯罪が依然として発生しているほか,強盗などの凶悪な犯罪が発生するなど,在留邦人や旅行者は十分注意いただく必要があります。そのような対処を効果的に実施していただくべく、以下の資料を作成しましたのでご活用ください。
〈注意:なお,ここで言及しています被害事例は,パスポートを紛失した等の大きな被害に遭った例のみです。その他の被害に遭った方々も、たくさんいると思いますので,皆様十分用心ください。

1.当館で受理した被害発生状況(総件数及び被害総額)
2012年中に当館で受理した被害総件数は141件でしたが,2009年に比べて-33件減少していますが,2010年と比べて+32件増,2011年と比べて+33件増ですので,ここ3年は増加傾向にあります。
被害件数を前年と比較すると,減少件数が多いものとして,車上ねらい空き巣があります。一方増加件数が最も多いものとしてスリ,置き引きがあります。
盗難による現金の被害総額は前年に比べて約325万円約10万ユーロで増加傾向にあります。

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2.ミラノの被害等の特徴
ミラノの犯罪の発生件数は79件と,前年に比べ+25件増加しています。中でも,車上ねらいは減少していますが,スリ置き引きは増加しています。また,今期は前年に比べて若干の増加傾向にありますが,ミラノ以外での被害も増加しています。

被害多発時間帯 被害多発場所 被害の多い年齢層 備考
スリ 午前11時前後
午後3時頃から午後8時頃の間
地下鉄10件
駅構内8件
バス5件
路上5件
列車内4件
30歳代の女性
30歳代の男性
45件
前年に比べて24件増加
置き引き 午前7時頃から午後10時頃の間
午後6時頃から午後9時頃の間
レストラン5件
駅構内4件
ホテル3件
20歳代の女性
20歳代の男性
30歳代の男性
40歳代の男性
25件
前年に比べて6件増加
車上ねらい 午前8時頃から午後8時頃の間 駐車場
路上
高速道路
30歳代の女性
30歳代の男性
60歳代の男性
3件
前年に比べて5件減少
強盗 午前0時頃から午前1時頃の間 路上
列車内
20歳代から30歳代 2件
過去4年間で初めて被害届を受理
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また管内での被害件数の9割がこのワースト3の被害で占められていることを考慮すると,この3つの被害に留意することで当地での邦人被害のほとんどが抑止できることになります。
ミラノ等北イタリアでの旅行または外出時には,下記の被害状況及び防犯対策を参考にして犯罪被害に遭うことのないよう注意しましょう。

3.被害状況及び防犯対策
(1)スリの状況
スリは,駅や列車内,買い物中などあなたを狙っています。
【事例1】ミラノ中央駅において,アッビアテグラッソ行きの地下鉄に乗車し,行き先の表示を見ているときに女性5名に囲まれ,貴重品の入ったバッグを盗まれた。
【事例2】ドゥオモ周辺を歩いていたら,カバンの中から貴重品を盗まれた。
【事例3】レストランにおいて,昼食をとっている時,座席の後ろに置いていたバッグを盗まれた。

【防犯対策】
乗降客が多く混雑する市内中心地付近の駅(中央駅、ドゥオモ駅)での被害が多いことを念頭に置いて,以下に注意しましょう。

  • ポケットからはみ出している財布や背広の外側ポケット等に貴重品は入れないようにしましょう。
  • バッグ(簡単に切り裂けない素材のもの)等は胸にしっかり抱える,たすき掛けにするなど,持ち方を工夫しましょう。
  • リュックサックなど背中に荷物があると,スリ被害に気づかないことがありますので,特に人混みの中では胸の前で抱えましょう。
  • 財布などに鈴を取り付けましょう。
  • 身体を押しつけてくる人や,気軽に声を掛けて馴れ馴れしく近づいてくる人がいたら特に気をつけ,場所を移動しましょう。

(2)置き引きの状況
こんなところで被害に遭っています。気を付けましょう。

【事例1】ホテル内のレストランにおいて,朝食が終わり席を立とうとしたところ,座席の後ろに置いていた貴重品の入ったバッグを盗まれた。
【事例2】リナーテ空港内において,荷物受け取りのターンテーブル付近で荷物を運び出す間,置いていたカバンを盗まれた。

【防犯対策】

  • 所持品は身につけ,手から離さないようにしましょう。
  • お店での飲食時は,貴重品は身に付けるなど,特に注意しましょう。

(3)車上ねらいの状況
油断は禁物!
路上又は駐車場で駐車中の被害がほとんどを占めています。
【事例1】高速道路において,運転中に車両がパンクし,安全地帯に逃れ停車したところ,後続車から助けを提供することを装い近づき,車内にあった貴重品等の入ったバッグを盗まれ逃走された。
【事例2】路上において,友人の車がパンクしており,パンクの修理を手伝っている間に車内に置いていた貴重品の入ったポーチを盗まれた。

【防犯対策】

  • 車から離れるときは短時間でも「ドアロック」を確実にしましょう。
    ちょっと車から離れるときも,必ずドアロックをしましょう。
  • 車内の見えるところに現金・貴重品・バッグ等を放置しないようにしましょう。
    現金,貴重品,バッグ等を車内に置いたまま車から離れないようにしましょう。
    ドアロックをしても,車外から小銭やバッグなどが見えると,車上ねらいのターゲットになります。
  • 警報ブザーを活用しましょう。
    車外の見えるところに「警報装置設置」などの標示物を置いておくのも一つの方策です。

本通報に関する問い合わせ先
総領事館代表電話:02-6241141 info@ml.mofa.go.jp