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危険情報

北イタリア治安情勢通報

第9号:白い粉の入った封筒郵送事件に関する注意喚起

2013年5月31日

現在までに,イタリア治安当局などから,イタリア国内の日本人及び日本人関連施設に対するテロ情報は入手しておりません。
報道によれば,5月27日朝,ミラノの新聞社「ジョルナーレ」と「コッリエレ・デッラ・セーラ」の2社に炭疽菌の疑いがある白い粉と脅迫文の入った郵便物が届けられた事件が発生しました。
ジョルナーレ社の従業員や記者等の計8名が郵便物と接触したことから,地域保健所(ASL)によって結果が出るまで編集部内に隔離されました。
郵便物の差出人名は,「国民を守る武装グループ」(Gruppo armato a difesa del popolo)となっており,捜査当局は,本件との関連を含めて全容解明のため捜査を進めています。
今回の事件が,新たな事件を引き起こす可能性も否定できないことから,会社や自宅に郵送された封筒等に不審を感じた場合は,むやみに触ったり,開けたりしないなどの注意が必要で,速やかに警察等関係当局へ通報して事後処理を依頼したり,総領事館へ連絡いただきたいと思います。

【疑わしい場合の関係機関連絡先】
関係機関 電話番号 関係機関
Centralino ASL di Milano 02-85781 Corso Italia,19-20122 Milano
Emergenza Sanitaria 118
Plizia di Stato 113
Questura Milano 02-62261 Via Fatebenefratelli,11 Milano
【炭疽菌】
  • 潜伏期は,1~7日(最長60日くらい)
  • 感染経路
    • 皮膚炭疽:感染動物やその骨,毛皮,皮革との接触,昆虫の咬傷
    • 肺炭疽:芽胞による空気感染
    • 腸炭疽:経口感染
  • パニックにならないようにしましょう。
  • 炭疽はヒトからヒトへと伝染することはありません。
  • 炭疽菌に曝されてしまった後でも,すぐに発症することはありません。適切な治療を早期に受けることで,発症を防ぐことができます。
【不審な郵便物が届けられた場合(未開封の場合)】
  • 郵便物を振ったり,匂いを嗅いだり,中身を空けたりせずに,可能であればビニール袋か他の種類の容器に入れ,すぐに警察等に通報しましょう。
  • もし容器が手近にない場合,その場にある物で覆い,その覆いをはずさないようにしましょう。
  • すぐに手を石鹸と水で洗いましょう。その際,次亜塩素酸系消毒剤(漂白剤)や他の滅菌剤を使用しないで下さい。
【粉が入った封筒を開封してしまった場合】
  • 粉を掃除しないで,直ちに何かで覆いましょう。
  • 部屋を離れて汚染された衣服をできるだけ早く脱ぎ,ビニール袋か密封できる他の容器に入れましょう。
  • 汚染拡散防止のため,すぐに手を石鹸と水で洗いましょう。その際,次亜塩素酸系消毒剤(漂白剤)や他の滅菌剤を使用しないで下さい。
  • 自宅であれば,シャワーを浴びて手と体を石鹸と湯で洗い流しましょう。
  • 職場等であった場合は,別の部屋での待機をしましょう。
  • 呼吸を妨げない程度の厚い布で口と鼻を覆い,すぐに離れましょう。
【重要】
  • 粉末が何であるかの分析が先決です。動き回ることで,万一の場合,汚染を拡大する危険性があります。従って,粉末の分析結果が判明するまでは,上記の適切な対応をとりましょう。
厚生労働省ホームページ参照

5月31日現在,イタリア国内における具体的な事件情報は入手しておりませんが,関連情報等あれば改めてお知らせします。

本通報に関する問い合わせ先
総領事館代表電話:02-6241141 info@ml.mofa.go.jp