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危険情報

北イタリア治安情勢通報

第12号:2013年上半期の日本人の被害状況
~管内被害ワースト3は,1位→スリ,2位→置き引き,3位→ひったくり,強盗~

平成25年7月3日

最近,皆様から電話や電子メール等で,身近な治安情報を提供いただくことが増えてきました。今後とも皆様のために安全対策情報を提供していきたいと思いますので,引き続きご協力をお願いいたします。
最近のミラノの治安状況としては,若者及び高齢者を狙ったスリ及び置き引き等の軽微な犯罪が,依然として多く発生しているほか,深夜にひったくり及び強盗等の凶悪な犯罪が発生しており,在留邦人や旅行者の皆様には十分注意いただく必要があります。
そのような犯罪への対処を効果的に実施していただくために,以下の資料を作成しましたのでご活用ください。
〈注意:なお,ここで言及している被害事例は,パスポートの紛失・盗難など総領事館が被害届を受理したもののみです。その他の被害に遭った方々も、たくさんいらっしゃると思いますので,皆様十分用心ください。〉

1.当館で受理した被害総件数及び被害総額
2013年上半期に,当館で受理した被害総件数は73件でした。
各年上半期のみを見ると,2010年は48件,2011年は62件,2012年は68件と,ここ4年間は増加傾向にあります。
被害件数を前年と比較すると,減少件数が多いものとして,車上ねらい,空き巣等があります。一方増加件数が多いものとして,スリ,置き引き,ひったくりがあり,また以前はなかった強盗もあります。
また,盗難による現金の被害総額は,約317万円と約2万9,000ユーロとなっており,前年の約108万円と約2万6,000ユーロに比べて増加しています。

2.ミラノの犯罪被害の特徴と傾向
ミラノの犯罪の発生件数は59件と,前年に比べ15件(26%)増加しています。
これは,車上ねらい,空き巣等がそれぞれ減少しているものの,スリや,置き引きが増加しているためです。
今年,新たに発生している被害として,ひったくりや,自動車盗があります。中でも,深夜から早朝の間に,強盗が増加しています。

図表1 上半期中の当館に届けられた被害件数の推移 graph

3.被害状況及び防犯対策
ミラノ等北イタリアでの旅行または外出時には,下記の被害状況及び防犯対策を参考にして,犯罪被害に遭うことのないよう注意してください。

(1)ひったくりの状況
ひったくりは,皆様のちょっとした注意と心掛けで,未然に防ぐことができます。
バイクで,後方から追い越しざまにひったくる手口が典型的です。また,徒歩で道を尋ねるふりをして近づく手口もあります。

【事例1】
ミラノ中央駅の列車内において,座席に着いた瞬間,貴重品が入ったハンドバックをひったくられた。
【事例2】
ミラノ中央駅前路上において,宿泊ホテルを探している際,持っていた手提げカバンをひったくられた。
【防犯対策】
「自分もひったくりに遭うかもしれない」ということを念頭に置いて,以下に注意してください。

(2)強盗の状況
大きな駅周辺,繁華街から一本入った人通りの少ない道や,明かりの少ない道で出会い頭に殴られたり,集団で暴行を加えられるという事件が発生しています。

【事例1】
ミラノ中央駅近くの路上において,突然後頭部を殴られ,気がついたら財布を盗まれていた。
【事例2】
ミラノ中央駅構内のBARでコーヒーを飲んだところ,何者かに睡眠薬を入れられ,たちまち意識を失い,目が覚めたら貴重品の入った荷物が全部なくなっていた。その後,病院に行き検査したところ,睡眠薬の成分が検知された。
【事例3】
地下鉄カドルナ駅のホームにおいて,後ろから首元を掴まれ押し倒された間に,貴重品の入ったバッグを盗まれた。
【事例4】
ドゥオーモ広場とヴィットリオ・エマヌエーレの間において,北アフリカ人男性3名が,日本人観光客に対して,殴る蹴るの暴行をした後,現金を奪って逃走した。(新聞報道)
【防犯対策】
本通報に関する問い合わせ先
総領事館代表電話:02-6241141 info@ml.mofa.go.jp(石丸・石岡)