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危険情報

北イタリア治安情勢通報

第4号:~2014年の邦人被害状況~

平成27年1月27日

1 当館で受理した被害発生状況

現在までに,在留邦人の方が大きな犯罪に巻き込まれたという情報はありませんが,窃盗等の被害に遭う邦人は後を絶たない状況にあります。
 2014年中に当館で受理した被害総件数は169件で,2013年に比べて11件の増加でした。
 被害件数を前年と比較すると,減少が著しいものとして,路上強盗があります。一方増加件数が最も多いものとして,スリ(74件),置き引き(61件),車上ねらい(25件),ひったくり(6件)があります。
 盗難による現金の被害総額は約476万円と約6万ユーロで,前年(約480万円と約10万ユーロ)と比べて減少しています。

2 ミラノの被害等の特徴

(1)ミラノの犯罪の発生件数は99件で,前年に比べて7件減少しています。

(2)ミラノ以外のヴェネツィア,トリノでの被害も大幅な増加が見られます。

1 被害件数の推移

日本人の被害発生総件数は,前年の158件から169件に増加しています。

グラフ1

2 被害区分

被害が多発した上位は,スリ置き引き車上ねらいの犯罪が92件(被害発生全体の93%)と最も多く,その他,在留邦人の空き巣が増加しています。
※当館ホームページ「北イタリア治安情勢通報2014年第3号(ミラノにおける空き巣の注意喚起)」参照http://www.milano.it.emb-japan.go.jp/sicurezza/2014/2014_07.html

グラフ2

3 被害額

盗難による現金の被害総額は,以下のとおりです。
ミラノ以外で被害額が増加しています。特に出張者の被害では,多額の現金を所持して旅行されるため被害額が高い傾向にあります。

ミラノ ミラノ以外
1月290,000円3,400ユーロ0円0ユーロチビマート
2月139,100円2,075ユーロ170,000円4,950ユーロミラノコレクション
3月223,000円1,260ユーロ90,000円980ユーロ卒業旅行
4月420,000円2,140ユーロ0円1,000ユーロミラノサローネ
5月362,900円7,800ユーロ358,000円1,800ユーロチビマート
6月73,000円2,105ユーロ666,000円3,760ユーロ夏バーゲン
7月213,000円9,250ユーロ255,000円440ユーロ
8月325,000円1,980ユーロ450,000円3,000ユーロ夏休み
9月201,200円5,332ユーロ100,000円1,050ユーロミラノコレクション
10月37,000円860ユーロ0円600ユーロミカム・ミペル
11月46,500円2,130ユーロ150,000円0ユーロ
12月33,000円1,740ユーロ153,000円830ユーロ
合計2,363,700円40,072ユーロ2,392,000円18,410ユーロ

4 在留形態

在留形態では,ミラノにおいて,邦人旅行者の観光や日本からの出張の被害が増加しています。

グラフ3

5 年齢・性別

20~40歳代の男性の被害が多い。特に30歳代の男性が増加しています。

グラフ4

6 場所別

場所別は,路上,地下鉄,列車,駅構内での被害が多発しています。特にミラノ中央駅やガリバルディ駅,ドゥオーモ駅における被害件数の多さが目立っています。
最近では,ヴェネツィアの水上バスにおいてスリ,置き引きが多発しています。

グラフ5

7 窃盗の手口別

最近の犯罪被害の手口は,以下のとおりです。
 このようなことが起きたとき,窃盗の可能性を疑い細心の注意が必要です。

グラフ6
  1. 身体を押しつけてくる。
  2. 複数の女性又は男性に囲まれたとき。集団
  3. 女性又は男性から話し掛けられたとき。声かけ
  4. 切符を買うとき。
グラフ7
  1. 女性又は男性から話し掛けられたとき。
  2. 切符を買うとき。
  3. ホテルでチェックインやチェックアウトをしているとき。
  4. 車両の座席、網棚に置いているとき。
  5. レストランの椅子に置いているとき。
  6. 自身の足元や側に置いているとき。

グラフ8
路上で歩行中,背後からオートバイで接近(2人組が多い)

グラフ9
車内に物を放置しているとき。

8 時間別
グラフ10
9 被害状況及び防犯対策

(1)スリの状況
 スリは,駅や列車内,買物中などに,あなたを狙っています。
【防犯対策】
 乗降客が多く混雑する市内中心地付近の駅(ミラノ中央駅、ドゥオーモ駅、ガリバルディ駅)での被害が多いことを念頭に置いて,以下に注意する。

  • ポケットからはみ出している財布や背広の外側ポケット等に貴重品は入れない。
  • バッグ(簡単に切り裂けない素材のもの)等は胸にしっかり抱える,たすき掛けにするなど,持ち方を工夫する。
  • リュックサックなど背中に荷物があると,スリ被害に気づかないことがあるので,特に人混みの中では胸の前で抱える。
  • 財布などに鈴を取り付ける。
  • 身体を押しつけてくる人や,気軽に声を掛けて馴れ馴れしく近づいてくる人がいたら特に気をつけ,場所を移動する。

(2)置き引きの状況
 被害の発生場所など

  • 列車内の網棚の上
  • 駅の券売機付近
  • ホテルの受付のチェックイン,チェックアウト時
  • ホテルのロビーで待機中
  • 店舗内で買い物中
  • レストランでちょっと席を離れた隙
【防犯対策】
  • 所持品は身につけ,手から離さないようにする。
  • レストランでの飲食時は,貴重品は身に付けるなど,特に注意する。

(3)車上狙いの状況
 油断は禁物!
 路上又は駐車場で駐車中の被害がほとんどを占めています。
防犯対策】

  • 車から離れるときは短時間でも「ドアロック」を確実にする。
     ちょっと車から離れるときも,必ずドアロックをする。
  • 車内の見えるところに現金・貴重品・バッグ等を放置しない。
     現金,貴重品,バッグ等を車内に置いたまま車から離れない。
     ドアロックをしても,車外から小銭やバッグなどが見えると,車上狙いのターゲットになる。
  • 警報ブザーを活用しましょう。
    車外の見えるところに「警報装置設置」などの標示物を置いておくのも一つの方策です。

本通報に関する問い合わせ先
総領事館代表電話:02-6241141 info@ml.mofa.go.jp