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安全情報

北イタリア安全対策情報

2019年1月~3月

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1 治安情勢

 ミラノ,ヴェネツィア両市を中心にスリ,置き引き等の被害が依然として少なくないほか,ミラノ中央駅では1,2月と連続して,邦人を被害者とする強盗致傷事件が発生した。
 イタリア国内でのテロの発生はなく,3月20日,ミラノ郊外において,中学校生徒51人と引率教員3人を乗せたバスのハイジャック事件が発生したが,治安当局はイスラム過激派等によるテロであることを否定している。

2 日本人被害例(件数は当館に届け出のあったもののみを計上)

 地下鉄車両内及び駅構内でのスリ被害が多く,特にミラノ中央駅では,エレベーター内で団体旅行者4人同時のスリ被害が発生している。

  1. スリ 36件(参考:10月~12月は21件)
    ア.地下鉄電車内で,女性グループの1人に行き先を訪ねられ,対応している隙に,旅券等が擦られた。(複数)
    イ.地下鉄電車内で,多人数の女性グループが一斉に車内に入り,混雑した状況を作り出した際に,旅券等が擦られた。(複数)
    ウ.ミラノの地下鉄電車内で,ぶつかってきた男がサングラスを落としたので拾ってあげたところ,その隙にカバン中から財布を擦られた。
  2. 置き引き 4件(同15件)
    ア.ミラノ中央駅改札前の椅子で,所用のため友人にバッグを見てもらっていたが,友人の気が付かないうちに盗まれていた。
    イ.ベネチアのバス切符売り場にて,乗車券を購入時にバッグから目を離した隙に盗まれた。
    ウ.ミラノ中央駅改札前の椅子に座っていたところ,服にジェラートを付けられ,汚れを拭いている隙に,バッグを盗まれた。
  3. 車上狙い 2件(同2件)
     ガソリンスタンドでパンクしたタイヤを交換中に車中からバッグ等が盗まれた。(複数)

3 殺人・強盗等凶悪犯罪例

 ミラノ中央駅において,邦人を被害者とする強盗致傷事件が発生した(以下(1))。
 日本人以外の被害が発生した事件の一例は(2)以下のとおり。

  1. 強盗致傷 ※ 邦人被害
    ア.1月12日(土)
     午後6時30分頃,ミラノ中央駅地下通路上において、滞在先のホテルに向かう途中であった出張中の30代邦人男性は、対面から来た外国人男性1人に突然腕をつかまれたことから大声を上げたところ、顔面を殴打されるとともに、背後から来た共犯者1 人に所携の財布を奪取された。なお、怪我の程度は軽傷。
    イ.2月2日(土)
     午後10時30分頃,ミラノ中央駅前広場を出張中の30歳代邦人女性が一人で歩いていたところ,外国人男性2人組に背後より襲われ,羽交い締めにされた後に押し倒され,所携のバッグ及びポケットの在中品を全て奪取された。なお,怪我の程度は軽傷。
  2. 殺人
    2月23日(土)
     トリノ市内において,33歳男性が出勤途中に何者かに首を刺されて殺された。警察は計画的犯行とみて捜査中。
  3. その他
     3月20日(水)
     午前10時20分頃,ミラノ郊外クレーマの中学校生徒51人と引率教員3人を乗せたバスがスポーツ関連の校外活動から戻る途中,運転手の男(容疑者)が突然経路を変更し,「全員を人質に取る」「誰も生きては出られない」等と告げ,ガソリンの入った缶2個とライターを所持して生徒等を脅すとともに,携帯電話を取り上げ,バスをハイジャックした。しかし,生徒の1人が隠し持っていた携帯電話で親に連絡し,親が警察に通報したことにより,軍警察が進路を遮ってバスを制し,運転手の男が燃やした車体が炎に包まれる前に生徒らが救出された。12名の生徒と2人の教員が病院に運ばれたものの,重傷者はいなかった。

4 テロ・爆弾事件発生状況

特になし

5 誘拐・脅迫事件発生状況

特になし

6 対日感情の変化

特になし

7 日本企業の安全に関する諸問題

特になし

8 その他

 3月13日,日系企業の当地撤退に対する抗議行動が当館から約100メートルの広場で行われた後,当館に対して口頭による申入れが行われたが,在留邦人及び当館への被害はなかった。