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安全情報

北イタリア安全対策情報

2018年10月~12月

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1 治安情勢

 ミラノ,ヴェネツィア両市を中心にスリ,置き引き等の被害が依然として少なくないほか,12月には邦人宅への侵入盗犯人が逃走時に暴行を加えた強盗致傷事件が発生した。
 当地でのテロの発生はないものの,治安当局は11月下旬,ミラノに不法滞在していたエジプト人を国際テロ目的の結社等の容疑で逮捕を行うなど,予断を許さない状況が続いている。

2 日本人被害例(件数は当館に届け出のあったもののみを計上)

 地下鉄車両内及び駅構内でのスリ被害が多いほか,同じレストラン内で連続的に置き引き被害が発生している。

  1. スリ 21件(参考:7月~9月は29件)
    ア.ミラノの地下鉄電車内で,背負っていたリュックサック内から旅券等が擦られた。(複数)
    イ.ミラノの地下鉄電車内で,男が落としたメガネを拾ってあげたところ,その際に財布を擦られた。
    ウ.ボローニャのクリスマスマーケットで,人混みの中を散策中にバッグ内から旅券等が擦られた。
  2. 置き引き 15件(同7件)
    ア.長距離列車内で,男に声をかけられその対応中に棚に置いたカバンが盗まれた。(複数)
    イ.ヴェネツィア,ミラノ間の列車内で男が床に小銭を落とし,気をとられた隙に座席に置いたバッグが盗まれた。(複数)
    ウ.ミラノ市内のレストランで飲食中,空席の椅子にカバンを置いていたところ,他のカバンにすり替え盗まれた。
  3. 車上狙い 2件(同1件)
     運転中にパンクしたことから,降車して確認した際に車中のバッグが盗まれた。

3 殺人・強盗等凶悪犯罪例

 在留邦人宅において,空き巣を敢行中の犯人を被害者が発見し,逃走した犯人を確保した際に打撲を負わされた強盗致傷事件が発生した(以下(1))。
 日本人以外の被害が発生した事件の一例は(2)以下のとおり。

  1. 強盗致傷 ※ 邦人被害
     12月22日
     ミラノ市内中心部の邦人宅にて,子供と午睡中だった邦人女性が,リビングからの物音で目を覚まし確認したところ,空き巣を敢行中の女性犯人4人を発見。逃走した犯人を確保しようとした際,犯人の抵抗により足等に打撲を負った。なお,犯人は管理人等の協力によりその場で確保された。
  2. 殺人
    11月21日
     深夜,ミラノ市内に停車中の自動車内で,犯人はアルコールと薬物の影響により友人と口論となり,その後,自宅に戻り取ってきたナイフで友人を殺害した。なお,犯人はその後自宅アパートにいたところを警察に逮捕された。
  3. 性犯罪(強姦未遂)
     11月初旬
     ジェノバ-ミラノ間の列車内にて,32歳のチュニジア国籍の男性犯人が車両内に一人でいた女性をナイフで脅し強姦しようとしたところ,女性の叫び声に気がついた他の乗客の協力により,その場で確保された。警察によれば,同地にて同種被害を複数認知していることから,同人による余罪の可能性があるとして捜査している。
  4. その他
     12月26日
     イタリアサッカーのセリエAのインテルの本拠地サン・シーロ・スタジアムにて行われたインテル-ナポリ戦において,サポーター同士の衝突により,車にひかれたインテルファン1人が死亡した。

4 テロ・爆弾事件発生状況

特になし

5 誘拐・脅迫事件発生状況

特になし

6 対日感情の変化

 日本国が世界捕鯨協会(IWC)の脱退を表明した12月26日以降,当館宛に日本製品の不買を示唆するメールが接到しているが,当館への抗議行動等は行われていない。

7 日本企業の安全に関する諸問題

特になし

8 その他

 11月16日,当館直近のトゥラーティ通りを解散地とする反政府デモが行われ,発煙筒を投擲する等の抗議行動が行われたが,在留邦人及び当館への被害はなかった。
 なお,デモ開始前に来館自粛等を内容とする領事メールを発出した。