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安全情報

北イタリア安全対策情報

2018年4月~6月

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1 治安情勢

 警察による治安対策が一定の成果を挙げているものの,スリ,置き引きを中心に軽犯罪は依然として発生している。
 当地でのテロの発生はなく,ラマダン期(5月16日~6月14日)前には,治安当局がテロ資金援助をした14人の身柄を拘束する※などテロ対策を推進している。
※ 5月10日,イタリア内務省発表

2 日本人被害例(件数は当館に届け出のあったもののみを計上)

 地下鉄車両内でのスリ被害が多く,犯人グループの1人(複数人)が被害者の注意をそらし,他の者が犯行に及ぶ手口が多い。また,駅券売機にてクレジットカードでの切符購入を依頼され,その対応中に被疑者と被害者のクレジットカードがすり替え盗まれた被害も発生している。

  1. スリ 36件(第1四半期(1月~3月):33件)
    ア.地下鉄車両内に押し込まれた時に,身体に下げていたショルダーバッグのファスナーが開けられ,現金をすられた。
    イ.満員電車の中で,女性に囲まれて気がつくと財布がすられていた。
    ウ.地下鉄車両内で,3,4人の集団のうち1人の女性から行き先を聞かれ,気を奪われている隙に,ポシェットから財布をすられた。
    エ.地下鉄車両内で,被害者知人の小銭入れを拾ったと言う女性に気をとられ,財布をすられた。
    オ.地下鉄乗車時に2人組の男に文句を言われている際に,ズボン前ポケットから財布をすられた。
  2. 置き引き 16件(同:21件)
    ア.ベネツィア~ミラノ間の電車内で,通路脇や網棚上に置いたバック等が目を離した隙に盗まれた。
    イ.地下鉄駅構内のチケット販売機前で購入を検討中,バッグから一瞬目を離した隙に盗まれた。
    ウ.クレモナ~ミラノ間の電車内で仮眠状態に陥った隙に,目前に置いていたバッグが盗まれた。
  3. 車上狙い 5件(同:1件)
    ア.ミラノ市内のホテル到着後,車から荷物を降ろしている際に運転席上に置いたバック等が盗まれた。
    イ.レストランで食事中,路上駐車していた車の後部座席窓ガラスが割られ,車内からスーツケースが盗まれた。
    ウ.高速道路のサービスエリアで休憩中,車の窓ガラスが割られ,車内からカバンが盗まれた。
  4. その他(当館にメール,電話で寄せられた被害)
    ア.クレジットカードすり替え盗難
    ミラノ中央駅構内の乗車券売機にて,「自分のクレジットカードが使えないのであなたのものを使わせて欲しい」と依頼され,その対応中に暗証番号が盗視されるとともにカードがすり替えられ,その後気づくまでに約20万円分使用された。(本件被害者によれば,同種手口により約70万円の被害に遭った邦人がいるとの情報も)
    イ.給与の未払い
    知人の紹介で日本食の総菜をつくるアルバイトを始めたが,契約時及びその後要求するも契約書を交付してもらえず,3週間(週休2日,1日6時間)働いた結果,契約した覚えはないと給料を払ってもらえなかった。

3 殺人・強盗等凶悪犯罪例

 日本人の被害は認められなかった。
 日本人以外の被害が発生しているところ,事件の一例は以下のとおり。

  1. 殺人
    ア.5月16日
    午前1時頃,ミラノ市内パドヴァ通りにて,28歳の男性が飲酒及び薬物使用後にビジネスパートナーであった22歳女性をナイフで刺殺した。警察にると原因は,被害者への嫉妬心であったとしている。
    イ.6月10日
    午前5時30分頃,ミラノ市内ペゾッティ広場にて,ドミニカ共和国籍41歳の男性が飲酒後に婚約者であるエクアドル国籍49歳の女性をキッチンナイフで刺殺した。警察によると原因は,被害者への嫉妬心であったとしている。
  2. 強盗
    ア.5月2日
    午後,ミラノ市内のレッゾーナ通りにある銀行に顔や手を隠した4人が侵入し,2万ユーロ在中のセキュリティーボックス等を強奪,逃走した。従業員にけがはなかった。
    イ.6月30日
    午後1時40分頃,ミラノ市内モンテナポレオーレ通りにある高級時計店に3名が侵入し,店員の1人に銃を突きつけ,時計17個(時価総額100万ユーロ以上)を強奪,自転車で逃走した。
  3. 性犯罪(強姦未遂)
     4月29日
    深夜未明,ミラノ市内のデ・アミチス通りにて,20歳の女学生が帰宅途中に見知らぬ男2人に強姦されそうになったが,同女の抵抗及び通行人の助けにより容疑者は逃走し,未遂に終わった。

4 テロ・爆弾事件発生状況

特になし

5 誘拐・脅迫事件発生状況

特になし

6 対日感情の変化

特になし

7 日本企業の安全に関する諸問題

特になし