令和3年度外務大臣表彰:ジャンルーカ・コーチ・トリノ大学教授
令和3年8月20日
8月20日、日本国外務省は令和3年度外務大臣表彰の受賞者を発表しました。北イタリアにおいては、トリノ大学外国語・外国文学・近代文化学部のジャンルーカ・コーチ教授がイタリアにおける日本文学の普及に寄与した功績により今年度の外務大臣表彰を受賞することとなりました。

コーチ教授
コーチ教授は、トリノ大学で日本語・日本文学の教鞭をとる傍ら、近現代の日本を代表する多数の文学作品をイタリア語に翻訳しています。特に近年は新人作家の作品の翻訳にも積極的に取り組まれ、2020年には芥川賞受賞作「コンビニ人間」(村田沙耶香著)の翻訳によりイタリアの翻訳文学賞「第5回ロレンツォ・クラリス・アッピアーニ文学翻訳賞」を受賞しました。また、イタリア各地で日本人作家との対談や日本文学の魅力を語る講演会等を実施しており、これらの活動を通じて、イタリアにおける日本文学の普及に貢献されています。
当館はコーチ教授のこれまでの活動に敬意を表するとともに、今回の受賞を心よりお祝い申し上げます。
令和3年度外務大臣表彰|外務省 (mofa.go.jp)