令和6年度外務大臣表彰:パオロ・リネッティ氏(マッツォッキ東洋美術館館長)

令和6年8月1日
  8月1日、日本国外務省は令和6年度外務大臣表彰の受賞者を発表し、北イタリアにおいては、マッツォッキ東洋美術館館長のパオロ・リネッティ氏が、イタリアにおける日本文化の普及に寄与した功績により今年度の外務大臣表彰を受賞することとなりました。

  リネッティ氏は、2017年からロンバルディア州コッカリオ市に所在するマッツォッキ東洋美術館の館長を務め、学識豊かな日本美術研究家として、北イタリアをはじめ各地で日本文化や貴重な日本の工芸品を紹介するイベントを精力的に企画しています。近年はモンツァ市やボローニャ市で現代の漫画にもインスピレーションを与えた妖怪の浮世絵作品の展覧会を企画して好評を博し、入場者数は36000人にも上りました。こうした機会を通じて、幅広い年齢層の市民に日本文化・伝統の魅力を伝えることにより、日伊間相互理解及び友好親善の促進に大きく貢献されました。

  当館はリネッティ氏のこれまでの活動に敬意を表するとともに、今回の受賞を心よりお祝い申し上げます。

  外務省による報道発表
  mofa.go.jp/mofaj/press/release/pressit_000001_00959.html