パオロ・リネッティ氏に対する外務大臣表彰式

令和6年11月29日
  今週、在ミラノ日本国総領事館は、マッツォッキ東洋美術館館長のパオロ・リネッティ氏に対する令和6年度外務大臣表彰式を執り行いました。

  リネッティ氏は、2017年からロンバルディア州コッカリオ市に所在するマッツォッキ東洋美術館の館長を務め、学識豊かな日本美術研究家として、北イタリアをはじめ各地で日本文化や貴重な日本の工芸品を紹介するイベントを精力的に企画しています。近年はモンツァ市やボローニャ市で現代の漫画にもインスピレーションを与えた妖怪の浮世絵作品の展覧会を企画して好評を博しました。

  式典では、総領事の小林より、これまでのリネッティ氏の業績を称えつつ、来年の大阪・関西万博や2026年のミラノ・コルティナ冬期オリンピック等の大型行事を控えて、同氏が日伊間の相互理解や友好親善に益々貢献されることへの期待を述べました。これに対し、リネッティ氏よりは、今までの活動を支えたご家族や同僚に謝意を表明するとともに、今後も日本文化・伝統の魅力の発信に一層取り組んでいきたい旨述べました。

  式典には、リネッティ氏のご親族や友人、同僚に加え、リネッティ氏の協力を得て、高知県安芸市との間で学生間の交流等に取り組むブレーシャ県デッロ市のカニーニ市長も参加されました。

  在ミラノ日本国総領事館は、リネッティ氏のこれまでの活躍に敬意を表するとともに、改めて今回の受賞に心よりお祝いを申し上げます。