パオロ・カルヴェッティ・ベネチア・カ・フォスカリ大学教授に対する叙勲伝達式(令和6年2月28日)

令和6年3月1日
  2月28日、在ミラノ日本国総領事館は、パオロ・カルヴェッティ教授に対する叙勲伝達式を執り行いました。

  カルヴェッティ教授は、長年にわたり、イタリア中極東学院(現イタリア・アフリカ東洋研究所)、ナポリ東洋大学、ベネチア・カ・フォスカリ大学で、イタリアにおける日本語教育の向上及び発展に積極的に取り組んできました。また、2011年3月の福島第一原子力発電所事故が発生した時期に訪日した経験から、事故発生1か月後にベネチア・カ・フォスカリ大学の同僚と共に、地震による被害や影響を受けた人々を支援する組織「日本のためのカ・フォスカリ」を結成し、震災後の日本の対応能力を発信するとともに、募金活動を実施して災害対策本部へ寄付をされました。このような日本・イタリア間の学術交流及び相互理解の促進に寄与した功績により令和5年秋の外国人叙勲において旭日中綬章を受章しました。

  式典では、総領事の小林よりカルヴェッティ教授のこれまでの功績に敬意を表するとともに、日伊間の更なる交流発展への期待を述べました。そしてカルヴェッティ教授に勲記及び勲章を授与し、今回の受賞への祝意を表しました。

  これに対しカルヴェッティ教授は、家族や同僚が見守る中、叙勲への感謝の言葉とともに、これまで自身を支えてくれた家族、同僚、友人そして全ての関係者に感謝の言葉を述べられました。そして今後も日本とイタリアの友好親善の架け橋として尽力していきたい旨の言葉がありました。

  在ミラノ日本国総領事館は、カルヴェッティ教授のこれまでのご活躍に敬意を表するとともに、改めて今回の受章を心よりお祝い申し上げます。

 
祝辞を述べる小林総領事
小林総領事とカルヴェッティ教授
答辞を述べるカルヴェッティ教授
小林総領事とカルヴェッティ教授
小林総領事夫妻とカルヴェッティ教授夫妻
記念撮影
式典の様子