犯罪被害に遭った場合の対処

令和7年5月14日
北イタリアを観光や長期滞在で訪れている方の中には、十分に注意していてもスリや置き引きなどの犯罪被害に遭うケースが少なくありません。ここでは、万が一犯罪被害に遭った場合の対処方法をご案内します。まずは身の安全を最優先に考え、落ち着いて適切な対応を取ることが重要です。
対応にお困りの際は、当館までご連絡ください。

在ミラノ日本国総領事館開館日: 月曜~金曜(祝祭日を除く)
領事窓口時間: 午前9時15分~12時15分/午後1時30分~4時30分
電話番号(代表): 02-6241141 (緊急時24時間対応)
メールアドレス(領事業務関連):info@ml.mofa.go.jp
 

1 警察への通報(緊急時)

危険な状態が継続している、犯人が近くにいる、大きな怪我をしている等の緊急な場合には、躊躇せずに、緊急通報番号112番(警察、救急、消防共通)に通報してください。犯人に対して無理に抵抗したり、自ら追跡・取り押さえようとする行為は、大変危険ですので行わないでください。

2 クレジットカード・携帯電話などの停止措置

財布や携帯電話などの盗難・紛失が判明した場合は、速やかにカード会社や通信会社などに連絡し、利用停止の手続きを行ってください。

主なクレジットカード会社の緊急連絡先(イタリア国内から)
  • VISA:800-784-253
  • Mastercard:800-870-866
  • JCB:800-780-285
  • Diners Club:+81-3-6770-2796
  • American Express:800-871-981(一般カード)/800-871-972(ゴールドカード)/+39-02-34981(ミラノオフィス)/+81-3-3220-6100(東京オフィス)
日本の主な携帯キャリアの緊急連絡先
  • NTTドコモ:+81-3-6832-6600
  • ソフトバンク:+81-3-5351-3491
  • au(KDDI):+81-3-6670-6944
イタリアの主な携帯キャリアの緊急連絡先
  • TIM:+39-339-9119119(一般)/119(自社SIM用)
  • Vodafone Italia:+39 349 2000190(一般)/190(自社SIM用)
  • WindTre:+39 320 5000159(一般)/159(自社SIM用)
  • Iliad Italia:+39 351 8995177(一般)/177(自社SIM用)

3 警察署への被害届

被害届は、パスポートの再発行や保険請求等の手続きにも必要となりますので、盗難・紛失された場所の最寄りの警察署で提出してください。事情がある場合、他の警察署でも届け出ることができます。各地の国家警察県警本部の所在地は、Polizia di Stato(国家警察)公式サイトをご参照ください。

4 パスポートの盗難・紛失

パスポートを盗難・紛失された場合は、再発給手続きが必要です。詳細は、当館ホームページ内の「パスポートを紛失/盗難被害にあった場合」をご参照ください。パスポート及び渡航書の発給には一定の時間を要しますので、滞在延長や旅程変更が必要となることがあります。

5 送金手続き

現金やカードを盗難・紛失され、滞在費などの支払いに支障が出た場合、イタリア国内に銀行口座がなくてもウエスタンユニオンやマネーグラムなどの国際送金サービスを利用して親族や知人から送金を受け取ることが可能です。利用方法については、各サービスのホームページをご参照ください。
※パスポートがない場合は、本人確認書類が提示できないため、送金の引き取りは原則できません。  

6 総領事館への連絡

犯罪被害に遭遇した場合、あるいは遭遇しそうになった、または知人から被害情報を聞いた場合も、当館までご連絡ください。ご来館、お電話、メールのいずれでも構いません。
お電話の際は、開館時間中は電話交換手に「INCARICATO PER LA SICUREZZA(インカリカート・ペル・ラ・シクレッツァ)※安全担当」とお伝えください。
また、警察署での被害届とは別に、当館に「被害(紛失)申告書」をご提出ください。当館ホームページでは、申告があった被害事例や治安に関する情報を基に作成した「北イタリア安全対策情報」をご覧いただけます。

7 盗難・紛失物品の返還について

最近では、北イタリアで盗難・紛失された物品が発見され、当館に届けられるケースが増えています。事前に当館へ申告書を提出いただいていれば、速やかにご連絡することができます。
※ご希望により着払いで日本またはイタリア国内の住所へ発送可能ですが、発送に係る手続きおよび送料は、すべてご本人負担となります。