安全対策

令和4年1月27日
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北イタリア安全対策情報
2025年10月~12月
1 治安情勢

当地における2025年の日本人の犯罪被害報告件数は121件で、前年と同数となっており、依然としてスリや置き引き等の窃盗被害が多発している状況です。ミラノ市内では、車を運転中にオートバイに乗った者からパンクを指摘され、確認や修理をしている隙に車内の貴重品を盗まれる被害が複数発生しています。また、電車内での置き引き被害も頻発していることから、警戒心を保ち、貴重品は身体から離さず、適切な管理を徹底するようお願いいたします。


2 日本人被害(件数は当館に届け出のあったもののみを計上)
  以下は、日本人の犯罪被害の事例をまとめたものです。

(1)スリ 8件(7月~9月:15件)
被害例:駅構内で、緊急停止ボタンが押されてエスカレーターが停止した際、スーツケースを運ぶのを手伝ってくれた男がいたが、その後、別のバッグの口が開けられており、貴重品の入ったポーチが盗まれていることに気付いた(ミラノ)。

(2)置引き 11件(同:20件)
被害例:電車内で、リュックサックをラッゲージスペースに置き、その付近の席に座って注意を払っていたが、途中で検札への対応及びスマートフォンの操作行った後、リュックサックが盗まれていることに気がついた(ミラノ)。

(3)車上ねらい 9件(同:2件)
被害例:レンタカーを運転中、バイクに乗った男から、タイヤがパンクしているため付近に停車するように指示をされ、実際にパンクしていることを確認した後、スペアタイヤ等を確認している隙に、車内に置いていたバッグを盗まれた(ミラノ)。

(4)ひったくり 1件(同:0件)
被害例:駅構内で、スーツケースを友人に預けてその場を離れたところ、近づいてきた男に両方のスーツケースを持ち去られ、うち1つは取り返すことができたものの、もう1つはそのまま盗まれた(ミラノ)。



3 殺人・強盗 ・ 誘拐等凶悪犯罪例

以下は、凶悪犯罪被害の事例(日本人以外の被害者)です。

(1)10月上旬の深夜、ロンバルディア州ソンドリオの路上で、40代の女性がナイトクラブを出た直後、20代の西アフリカ出身の男(逮捕)に襲われ、耳を噛みちぎられる等の重傷を負ったうえ、性的暴行を受けた。

(2)11月上旬の朝、ミラノ市ガエ・アウレンティ広場で、40代の女性が面識のない50代の男(逮捕・精神疾患歴あり)に背後から包丁で刺され、重傷を負った。

(3)11月下旬の深夜、ミラノ市クローチェ・フィッソ通りの路上で、20代の女性が20代の男(逮捕)に襲われ、駐車車両のボンネット上で性的暴行を受けた。


4 テロ・爆弾事件発生状況

イタリア国内でテロ事件は確認されていないものの、中東情勢の緊迫化を受け、空港、駅、宗教施設、米軍関連施設などを中心に警備が強化されています。

また、イスラエル権益やユダヤ人を標的とした事案が各国で発生しており、ミラノでも11月上旬、駅で電車を待っていたユダヤ教徒の服装をした男性が、暴行を受け負傷する事案が発生しました。

宗教的な記念日・祭日の前後は、ユダヤ系施設や人物を標的とした攻撃リスクが高まる傾向があるほか、2026年2月から3月に予定されている冬季オリンピック・パラリンピックの開催に伴い、国際的な注目が集まることから、テロの標的となるリスクが相対的に高まる可能性も否定できません。

引き続き、周囲の安全状況に十分ご留意ください。

【今後の主な宗教行事・国際イベント】
◇ ユダヤ教の主な記念日・祭日
  • ペサハ(過越祭):2026年4月1日頃~4月9日頃
  • シャブオット(七週祭・五旬祭):2026年5月21日頃~23日頃
◇イスラム教の主な記念日・祭日
  • ラマダン(断食月):2026年2月18日頃~3月20日頃
  • イード・アル=アドハー(犠牲祭):2026年5月26日頃
◇ 冬季五輪開催期間
  • オリンピック:2026年2月6日~22日
  • パラリンピック:2026年3月6日~15日

5 対日感情の変化、日本企業の安全に関する諸問題

特になし。