1月~3月期,
4月~6月期,
7月~9月期,
10月~12月期
2013年10月~12月期
1 社会・治安情勢
当地では,景気悪化による社会的不満が高まる中で,無政府主義者による破壊的活動の可能性やシリアに派兵している伊軍がテロの標的になる可能性がある。
また,10月中旬,ミラノ証券取引所本部の中央ホールに30名の過激派(鉄道労組等)のデモ隊が侵入し,横断幕や看板等を掲げて抗議する抗議活動が発生した。
更に,11月22日のイタリア政府の発表によれば,銅価格の高騰を背景に,同国の鉄道や電力会社の銅線を狙った窃盗事件が増加し,今年1~10月の発生件数は前年同期比12.1%増の約1万1,040件となっている。盗難は1日平均3~4件発生し,過去3年間の被害総額は修理費用も含めて3,100万ユーロ(約42億5,000万円),被害届件数は3,400件,逮捕者は2,092人に上っている。
2 一般犯罪・凶悪犯罪の傾向
- ミラノの観光地における日本人観光客等の犯罪被害は依然として多く,スリや置き引き,車上ねらい,ひったくりなどの事件が相次いでいる。
- 邦人以外の被害事案
ア 強盗
- 10月上旬,ミラノにおいて," MS13 "と呼ばれる中南米出身の17歳から36歳までの25名(未成年者7名を含む)のギャングが,強盗,武器の所持及び運搬等によって逮捕された。
- 11月上旬,ミラノのポンピオ・マリアーニ通りの郵便局において,男性2名が局長を脅して金庫を開けさせたが,他の従業員が警察に通報したことに気づいた犯人は何も取らないで逃走した。
- 11月中旬,ミラノにおいて,スクーターに乗った二人が,車で旅行中の男性から12,000ユーロ相当のロレックスを奪って逃走した。
- 12月中旬,ミラノのマンゾーニ通りにおいて,ハンマーを持った男性が宝石店の窓を壊し,25万ユーロ相当の宝石を盗んでスクーターで逃走した。
- 12月下旬,ミラノのラルゴ・ブラジリアの新聞販売店において,ピストルで武装した男性2名が、店長を脅迫して約150ユーロを盗んで警察に逮捕された。
イ 殺人及び強姦
特になし。
ウ その他
- 10月上旬,ライナーテ市において,イタリア人兄弟(44,41歳)が偽造IDカードと偽造クレジットカードの所持で軍警察によって逮捕された。軍警察が弟の家を家宅捜索したところ,15個の携帯電話と28枚の偽造クレジットカードを発見した。兄の家でロケットランチャー,大麻20グラム及びけん銃2丁を発見した。
- 10月上旬,ミラノのガロファロ通りにおいて,エジプト人が車を一時的に駐車した際に,犯人が車を壊した後,iPad とノートブックを盗んだが,警察によって逮捕された。
- 10月中旬,ミラノにおいて,イタリア人2名とアルバニア人の女性が偽札所持で警察によって逮捕された。警察が家宅捜査したところ,家の中で紙幣446枚,車内で紙幣14枚が発見された。
- 10月中旬,トレヴィーゾ(ミラノから東に約286km)の会社において,放浪者3名が8万ユーロ相当の大量の青銅、ニッケルを盗んだため,軍警察によって逮捕された。
- 10月下旬,ミラノのアルクア通りの建物内において,中国人グループ11名が麻雀で賭博をし,警察によって逮捕され,2,800ユーロが押収された。
- 11月上旬,モデナ(ミラノから約180km)において,モロッコ人ギャング3名がガレージでスポーツバッグの内にハシシ 7 キロとコカイン500グラムを隠し持っていたとして,軍警察に逮捕された。
- 12月下旬,ミラノのガリバルディ大通りの日本食レストランにおいて,夕食に4人組が942ユーロ相当の無銭飲食をし逃走したが,警察によって逮捕された。
3 テロ・爆弾事件発生状況
特になし。
4 誘拐・脅迫事件発生状況
特になし。
5 日本企業の安全に関わる諸問題
特になし。
2013年7月~9月期
1 社会・治安情勢
当地では,景気悪化による社会的不満が高まる中で,無政府主義者による破壊的活動の可能性がある。
また,9月中旬,ヴェネツィア国家警察防犯部が,不法移民74名,車34台を押収,アパートに契約無しで住んでいる中国人23名を摘発した。
更に,ミラノの観光地における日本人観光客等の犯罪被害は依然として多く,スリや置き引き,ひったくり,路上強盗などの事件も相次いでいる。
2 一般犯罪発生状況
- 7月上旬,ミラノにおいて,リスボンからマルペンサ空港に到着した20歳のニューギニア人男性が,コカイン入りのカプセル20個を所持しているところを警察によって逮捕された。【強盗・ミラノ】
- 7月上旬,ミラノのコルソ・コモにおいて,ルーマニア人男性がフランス人を襲い,携帯電話を盗み逃走したが,駆けつけた警察によって逮捕された。【強盗・ミラノ】
- 7月上旬,ミラノ郊外のガスパリ広場において,34歳のイタリア人男性が,約80グラムのコカインを販売したとして逮捕された。警察はコカインと現金300ユーロを押収した。【薬物・ミラノ】
- 7月上旬,ミラノのパドヴァ通りにおいて,チリ人男性2名が盗んだ時計,お金,宝石類,コンピューター,バッグ等を売っているところを警察によって逮捕された。【盗品等有譲受・ミラノ】
- 7月中旬,若い東欧出身の男性が,帰宅した83歳の女性から金のネックレスを盗むために床に倒したところを,駆けつけた警察によって逮捕された。【強盗・ミラノ】
- 7月中旬,ミラノのビウミ通りにおいて,23歳のイタリア人男性が,自宅でマリファナ植物や薬の苗の栽培に必要な20以上の鉢を所持し,医薬品の製造及びマリファナ所持で逮捕された【薬物・ミラノ】。
- 7月下旬,ミラノのパドヴァ通りの駐車場において,エクアドル人男性が,数台の車両のミラーを折り曲げて壊しているところに,駆けつけた警察によって逮捕された。【器物損壊・ミラノ】
- 7月下旬,ビアンカマリア通りにおいて,何者かが家に押し入りカルティエの時計,携帯電話や一部の手形を盗み逃走した。【強盗・ミラノ】
- 8月上旬,ミラノのドン•ルイジストゥルツォ通りにおいて,北アフリカ出身の男性3名が,英国人女性観光客2名を殴り,携帯電話を盗み逃走したところ,駆けつけた警察によって逮捕された。【強盗・ミラノ】
- 8月上旬,ミラノのガスパロット通りにおいて,モロッコ人男性が,女性をナイフで脅し,暴行しようとしたが,駆けつけた警察によって逮捕された。【強姦・ミラノ】
- 8月中旬,ポンテ・ヌヲーボにおいて,北アフリカ出身の男性2名が老夫婦から2個の金のネックレスを奪って逃走した。【強盗・ミラノ】
- 8月中旬,モンツァ(ミラノから北東に約24km)のクローチェ通りの宝石店において,男性2名が顧客を装い入店し,店長を縛り宝石を奪って逃走した。【強盗・モンツァ】
- 8月中旬,ヴィニャーテ(ミラノから東に約19km)における,殺人で有罪判決を受けた35歳のルーマニア人男性が,パルマの刑務所から脱出し逃亡した。警察官から身分証明書の提示を求められ,乱闘となり警察によって逮捕された。犯人はバッグ内にベレッタ7.65口径を所持していた。【殺人・ヴィニャーテ】
- 8月中旬,ミラノのフィルツィ通りにおいて,20歳のイタリア人男性が,観光客からI-パッドミニとハンドバッグをひったくって逃走した。【ひったくり・ミラノ】
- 8月中旬,ミラノのレナート•セラ通りのレストランにおいて,電子メールを介して取引を設定してきたスラブ系の男性2名が,観光客のドイツ人2名にグラスヒュッテの偽金時計を2万5千ユーロで販売した。【詐欺・ミラノ】
- 8月下旬,ミラノのルカニア通りの銀行において,男性2名がナイフでマネージャーを脅し,紙幣1,000ユーロと硬貨100ユーロ相当を盗んだ。【強盗・ミラノ】
- 8月下旬,ミラノのサンマルーノ通りの銀行において,けん銃で武装した集団が,警備員を伴って入り,2万ユーロを奪って逃走した。
警察の捜査で,同銀行の警備員が6か月前にけん銃を盗難にあっていたことが判明した。【強盗・ミラノ】
- 8月下旬,ミラノのウチェッリ・ディ・ネーミ通りにおいて,30歳のイタリア人男性が,80歳未満の高齢者に対し,息子の友人であることを主張して,家に入り,金の宝飾品を盗んだ。
- 8月下旬,ミラノのコッラディーノ・ダスカニオ通りの銀行において,男性2名が,拳銃で脅して,3万ユーロを奪い逃走したが,社員と顧客によって取り押さえられた。【強盗・ミラノ】
- 8月下旬,レッコ(ミラノから北東に約40km)の宝石店「ポッゾーニ」において,男性2名が,宝飾品を奪って車で逃走した。
警察がアイルーノとブリヴィオ間で犯人の車を発見したが,車を残し徒歩で逃走していた。ブリアンツァを通り,レッコ,モンツァとコモの間を検問しているが,犯人の痕跡は不明である。警察の捜査によると同店は,5か月前の3月30日に店員が殴られ,ナイフで脚を刺される被害に遭っていたことが判明した。【強盗・レッコ】
- 8月下旬,ミラノ中央駅前の広場において,男性3名(モロッコ人,チュニジア人とイタリア人)がナイフを所持して観光客の目の前で乱闘していた。薬物取引の犯罪歴を持つ40歳のチュニジア人はナイフを所持し,21歳のモロッコ人の腹部を刺して殺人未遂で逮捕された。現場に駆けつけた警察官1名も負傷した。【殺人未遂・ミラノ】
- 9月上旬,ミラノのカッサーラ通りにおいて,銃とナイフで武装した4名が,スポーツ賭博をしている店に押し入り,1,800ユーロを盗んだ。【強盗・ミラノ】
- 9月上旬,ミラノのチンクエ・ジョルナーテ広場において,スクーターに乗った2名が,49歳のイタリア人男性の運転する車両に近づき,手首から時計を盗み逃走した。【強盗・ミラノ】
- 9月上旬,ミラノのボッコーニ通りにおいて,北アフリカ出身の男性が高齢者の女性の首からネックレスを奪って逃走したが,駆けつけた警察によって逮捕された。【強盗・ミラノ】
- 9月中旬,ミラノの地下鉄ローフィエラ行きの電車に乗車しているとき,チュニジア人男性が女性の上着から携帯電話を盗み逃走したが,MM1カドルナ駅で警察によって逮捕された。【ひったくり・ミラノ】
- 9月下旬,ミラノのワシントン通りのスーパーマーケットにおいて,52歳のイタリア人男性が商品を盗んで逃走したが,警備員ともみ合いとなり駆けつけた警察によって逮捕された。【強盗・ミラノ】
3 テロ・爆弾事件発生状況
- 8月6日,ミラノのトゥラーティに所在する米国総領事館で,配達された不審な手紙に爆発物が入っている恐れがあるとして職員全員が建物から一時避難する騒ぎがあった。警察当局の調査により,爆発物は見つからず,避難指示は解除された。その間,建物や周辺地下鉄入口は閉鎖された。
- 8月下旬, パデルノ・ドゥニャーノの警察本部において,二つの火炎瓶が外側壁に投げ込まれ,壁が黒くなり床の一部が損傷を受ける事案が発生した。 監視カメラによると,午前3時30分頃,30〜40歳の男性2名が顔を帽子で隠し,火炎瓶を投げた後,徒歩で逃走した。2012年2月に同様の事件が起こった際は,事務所の天井の一部を焼失し,被害額は40,000ユーロであった。
2013年4月~6月期
1 社会・治安情勢
6月上旬,ミラノのコラ・ディ・リエンツォ通りにおいて,建物の立ち退きに反対した過激派が,コルソ・フサロの別の建物の屋上にバリケードを築き建物を占拠したり,屋上から火炎瓶を投下して車両を燃やしたりするなどの暴動が発生した。
その後,過激派は,ジョルジョ・ワシントン通りにおいて,深夜まで火炎瓶を所持して行進を行ったり,マリオ・パガーノ通りやバンデ・ネーレ通りにおいて,ウニクレディト銀行とクレディトアルティジャーノ銀行のいくつかの窓の一部を破壊した。
2 一般犯罪発生状況
- 4月上旬,28歳のモロッコ人男性が,若い女性からiPhoneを奪い逃走した。被害者はパトカーの到着まで強盗を追跡し取り押さえた。【強盗・ミラノ】
- 4月上旬,41歳の武装したイタリア人男性が,薬局で強盗をし警察に逮捕された。警察の捜査によると男性は作家になるために必要な資金を集めるため,約30件の強盗をした。警察は,余罪があるものとして引き続き捜査中。【強盗・ミラノ】
- 4月上旬,バレーゼ(ミラノから北西に約57Km)において,ギャング7名が高級車の密売をしていたとして,財務警察により詐欺の容疑で逮捕された。犯人は車をリース契約し,スイスで転売していた。警察は30台の高級車と約350万ユーロのボートを押収した。【詐欺・バレーゼ】
- 4月中旬,パドヴァ通りのスーパーにおいて,イタリア人男性が900ユーロの商品を強盗した。警察がすぐに追跡しイタリア人を逮捕した。【強盗・ミラノ】
- 4月中旬,ミラノのドゥオーモ付近の5カ所のホテルにおいて,48歳のフランス人男性が,各ホテルの部屋から宝石,ゴールド,ダイヤモンド,ブレスレット,イヤリング,時計や紙幣で6.000ユーロを盗んだ。犯人は 現場で目撃していた従業員に対して,割ったボトルで攻撃し,傷を負わせて 逃走した。【強盗・ミラノ】
- 4月中旬,ミラノのセストサンジョヴァンニのショッピングセンターにおいて,29歳のブルガリア人男性が,47歳の女性から洋服売り場のレジカウンターにカバンを置いた瞬間に財布をもぎ取り逃走した。犯人は停止を求めた通行人に対し暴行したが,従業員によって取り押さえられた。【強盗・ミラノ】
- 4月下旬,ヴァレード(ミラノから北に約17Km)の薬局「Beccarelli」において,子犬を連れた42歳男性が店員をけん銃で脅し,現金500ユーロを奪って逃走した。昨年11月19日にも同薬局は現金600ユーロの強 盗被害に遭ったばかりで,セナの同薬局においても同様の強盗事件が2件発 生した。【強盗・ヴァレード】
- 4月下旬,ロレンツィーニやコルソフォルテにおいて,男性2名がスクーターで近づき52歳の女性の顔を殴って4万ユーロ相当の金の腕時計を盗んで逃走した。【強盗・ミラノ】
- 4月下旬,ミラノのチニゼッロ・バルサモにおいて,37歳の息子が68歳の母親と飲酒問題で口論となり,母親が寝た後にベッドや毛布にアルコールを撒き散らし火を付けた。【殺人未遂・ミラノ】
- 4月下旬,パヴィア(ミラノから南に約75km)のモンテカルヴォにおいて,79歳の女性が自宅の廊下で後頭部を殴られ,顔から血を流し死亡していた。【殺人・ミラノ】
- 5月上旬,ミラノ郊外のテアーノ通りにおいて,23歳のイタリア人男性が大量の麻薬を売っているところを警察によって逮捕され,現金1.600ユーロが押収された。【薬物・ミラノ】
- 5月上旬,サンタマリア広場の郵便局において,帽子姿でけん銃所持とヘルメット姿でナイフ所持の男性2名が,現金3万ユーロを奪ってスクーターで逃走した。【強盗・ミラノ】
- 5月上旬,ミラノ郊外のソロモン通りにおいて,ルーマニア人男性2名が,強盗目的で帰宅直前の女性を襲い所持品を奪って逃走した。【強盗・ミラノ】
- 5月中旬,ドゥオーモ広場とヴィットリオ・エマヌエーレの間において,北アフリカ人男性3名が28歳の日本人観光客に対して殴る蹴るの暴行をした後,現金50ユーロを奪って逃走した。【強盗・ミラノ】
- 5月下旬,パドヴァのアパートにおいて,ナイフや大型ドライバーで武装した約30歳くらいの強盗犯が,夜間に玄関から侵入し,目を覚ました89歳の男性と73歳の女性を殴り,金属製の箱から現金1万ユーロと男性の財布から現金150ユーロを奪って,わずか6分で逃走した。【強盗・ミラノ】
- 5月下旬,ミラノのコレッジョ通りのバーにおいて,銃で武装したイタリア人男性2名が店の所有者を脅し,現金約700ユーロを奪って逃走した。【強盗・ミラノ】
- 5月下旬,ミラノのぺぺ通りとコペルニクス通りの2つのアパートにおいて,44歳のイタリア人男性が,マリファナを39個の壺と7個の瓶に隠し持っていたところを警察によって逮捕された。【薬物・ミラノ】
- 5月下旬,ミラノのクロッラランツァ通りにおいて,エクアドル人3名が消火器を使用して駐車中の車の窓を壊し、同車内の物品を盗んでいるところを,駆けつけた警察によって逮捕された。【車上ねらい・ミラノ】
- 6月上旬,ミラノのスピーガ通りの宝石店「フランク・ミュラーブティック」において,強盗5名が発煙筒や火炎瓶を投げて,ディスプレイケースや窓ガラスを破壊し,金のブレスレット及びリング,ネックレスなどを奪って 逃走した。【強盗・ミラノ】
- 6月上旬,ミラノのカッザニーガ通りにおいて,南アメリカ人男性11名の間で棒で殴る,蹴るのケンカが発生し,駆けつけた警察によって逮捕された。
- 6月上旬,ミラノのバローニ通りにおいて,エジプト人男性がPS"スカーロローマン"薬を売ったとして逮捕された。警察が,男性のアパートを捜索したところ,300グラムのコカイン等が発見された。【薬物・ミラノ】
- 6月中旬,ミラノのワグナー公園において,ルーマニア人男性が未成年者2名を脅し,iPhone2個を盗み逃走したが,被害者に追跡され取り押さえられた。【強盗・ミラノ】
- 6月中旬,ミラノのパドバ通りにおいて,エクアドル人男性が事務所の労働者3名に対して暴行し,現金18.000ユーロ入りの給料袋と携帯電話を盗み,駆けつけた警察によって逮捕された。【強盗・ミラノ】
- 6月中旬,ミラノのチェーザレ・アイラギのアパートにおいて,男性が,帰宅した79歳の女性から金と真珠のネックレス2個(時価3.000ユーロ)と手首からロレックスの時計を引きちぎってトラックを奪って逃走した。【強盗・ミラノ】
- 6月中旬,ミラノ郊外の高速道路A1ロディ出口において,武装した男性2名が斧でブースを攻撃し,800ユーロを奪って逃走した。【強盗・ミラノ】
3 テロ・爆弾事件発生状況
- トリノにおける爆弾テロ事件報道によれば,4月9日,トリノの新聞社「La Stampa」に小包爆弾が届けられたテロ事件が発生した。
同社の従業員が届けられた郵便物の切手に消印がないことを不審に思い,警察に連絡しました。なお,爆発物は起爆装置に不備があり,うまく作動せず爆発することはなかった。
また捜査当局では,非公式無政府主義者グループ(FAI)との関係を含め,本件の全容解明のため捜査を進めている。
- 5月1日,ミラノのスカラ座広場に置かれていた,2つのスーツケースが,爆発物の疑いがあるとして,騒ぎが発生しました。警察の爆弾処理班が調査した結果,観光客の忘れ物であることが判明した。
- 5月27日朝,ミラノの新聞社「ジョルナーレ」と「コッリエレ・デッラ・セーラ」の2社に炭疽菌の疑いがある白い粉と脅迫文の入った郵便物が「国民を守る武装グループ」(Gruppo armato a difesa del popolo)から届けられるという事件が発生した。
- 5月28日,ミラノのブロレット通りのCONSOB本社において,爆弾を設置したとの匿名の脅迫電話があり,従業員約150名が避難するという事件が発生した。警察が会社周辺を捜索したが,爆弾は存在しなかった。
2013年1月~3月期
1 社会・治安情勢
- 2月上旬,パドヴァのピルグリムとサルボーロ教区において,北アフリカの移民が、レセプションセンターの窓や家具などを破壊する暴動が14回発生し4名が拘束された。彼らはチッタ・ソーラーレ協同組合がカーサ・コローリ(出張やイベントに参加する訪問者のための格安宿泊施設)を移民に提供しなかったため抗議したものである。
- 3月12日から,ミラノのモンテナポレオーネ通り,ヴェッリ通り,サンタンドレ通り及びその周辺地域において,I.V.R.I S.p.Aグループの警備会社により年間を通して24時間警備が始まった。
この地域は,治安悪化によりスリや軽微な犯罪の他,強盗が多発していることから地域の自警団と警備会社が実施した新たな取組みである。
2 一般犯罪発生状況
- 1月上旬,ミラノのファマゴスタ通りにおいて,23歳と24歳,25歳の男性3名がおもちゃのピストルを持って,薬局に押し入り150ユーロを盗んで逃走した。防犯カメラに撮影されていた学生らは,その後警察によって逮捕された。【強盗・ミラノ】
- 1月上旬,ミラノ中央駅のポンテセーヴェゾ通りにおいて,58歳の男性が酒に酔って倒れていた。男性は頭部に外傷があり,いつも所持しているバッグがないことが判明した。そして,病院に搬送されたが,日曜日の午後5時15分に死亡が確認された。警察は,強盗事件として捜査中である。【強盗・ミラノ】
- 1月中旬、モルベーニョ(ミラノから約31km)において、44歳の男性(身長2m)は2005年12月からランブラテとガリバルディ地区の薬局での20件の強盗容疑で逮捕された。【強盗・モルベーニョ】
- 1月中旬、ミラノのセスト・サン・ジョヴァンニにおいて、52歳の男性は自宅に2,500ユーロとサイレンサ付マカロフピストル、カラシニコフ、スコーピオンマシンガン、ポンプアクションショットガンや各種弾薬を隠し持っていたところを逮捕された。彼は刑務所に20年服役し、2012年10月1日に仮釈放で出所していた。大きな強盗を準備していた共犯者2名は逃亡中である。【強盗・ミラノ】
- 1月下旬、ミラノのコペルニコ通りにおいて、38歳のスリランカ人女性が帰宅途中に路上で北アフリカ系の男性に強姦された。その男性は、バス停から近づいてきて、腕を掴み犯行に及んで逃走した。【強姦・ミラノ】
- 1月下旬、ミラノのサプリ通りにおいて、30歳の女性は見知らぬ男性の強姦から逃げることができた。女性は、カバンの中に唐辛子スプレーを入れ、その男性に液体を噴霧して逃げ、警察の車両に救助された。【強姦・ミラノ】
- 2月上旬,ミラノのピッテリ通りのエッセルンガにおいて,従業員の41歳と49歳の男性2名が,勤務時間中に約200ユーロの商品を盗み,止めに入った警備員を暴行し逃走した。その後警察に逮捕された。【強盗・ミラノ】
- 2月中旬,ミラノのスピガ通りの名門時計店フランク・ミュラー店において,武装した3人組の目だし帽の男性は,ダイヤ付きの50万ユーロの時計を盗んで逃走した。警察は捜査中である。【強盗・ミラノ】
- 3月中旬,ミラノのミッサリ通りにおいて,アルバニア人男性が高齢者を攻撃し200ユーロ,携帯電話,書類や結婚指輪を盗んで逃走した。その後に逮捕された。【強盗・ミラノ】
3 テロ・爆弾事件発生状況
ミラノ県国家警察では発表していない。