平成28年秋の外国人叙勲伝達式の実施(平成28年12月13日)
12月13日,当館主催の天皇誕生日祝賀レセプションに於いて, フィオレッラ・スパダヴェッキア・国立ヴェネツィア東洋美術館前館長及びドナテッラ・ファイッラ・ジェノヴァ市立キヨッソーネ東洋美術館館長に対する旭日小綬章の伝達式を行いました。 スパダヴェッキア氏への叙勲は,イタリアにおける日本美術の普及及び日本・イタリア間の文化交流に寄与した功績,また,ファイッラ氏への叙勲は,イタリアにおける日本美術の普及及び日本美術研究の発展に寄与した功績によるもので,中津川総領事から両氏に勲章及び勲記を伝達しました。
写真提供:Maule/Agenzia Fotogramma
「La FESTA 2016」への参加(平成28年11月27日)
11月27日,北イタリア日本人会主催の日・イタリア交流事業「La FESTA 2016」がミラノ日本人学校で開催されました。会場では書道ワークショップ,お茶会,着物試着,空手デモンストレーション,音楽会,お弁当の販売なども行われ,同会主催の餅つきには中津川総領事も参加しました。
「La FESTA」では,当館もブースを開設し,一日領事サービスの他,日本観光及び日本文化紹介事業を行いました。当日は,2700人を超える来場者で賑わい,日本の多様な文化を楽しむ様子が見られました。
キモノスタイリスト&着物デザイナーの冨田伸明氏による着物着付けレクチャー及びデモンストレーション(平成28年11月16日)
11月16日(水)、ミラノ大学においてキモノスタイリスト&着物デザイナーの冨田伸明氏による着物着付けレクチャー及びデモンストレーションが行われました。この行事は、在イタリア日本大使館の文化事業として実施され、当館から中津川総領事が出席してイベント開催の挨拶を行いました。会場には、同大学の教師、日本語・日本文化を学ぶ多くの大学生、大学院生等が出席し、冨田講師の講義を熱心に聞き、活発な質問をする姿が見られました。
(着付けした着物について説明する冨田講師(写真中央))
(着物着付け後の学生達と冨田講師(左端))
石州流伊佐派による武家茶道の披露(平成28年11月10日)
11月10日(木),ミラノ大学講堂において石州流伊佐派による武家茶道の紹介行事が開催されました。本行事は,武家茶道と同時代に生きた葛飾北斎等の浮世絵の展覧会がミラノで開催されている時期を捉えて実施された日伊国交樹立150周年記念イベントの1つです。
冒頭,当館から出席した冨永首席領事が挨拶し,石州流伊佐派の磯野宗明代表による説明の後,武家茶道が披露され,公演後は,満員となったミラノ大学講堂に集まった学生や市民から武家茶道に関する積極的な質問がなされ,関心の高さが示されました。
(メネガッツォ・ミラノ大学准教授と挨拶する冨永首席領事)
(石州流伊佐派及びミラノ大学関係者の皆様と)
群馬県による、「上州和牛」と「こんにゃく」のプロモーションイベント(平成28年11月9日)
11月9日、群馬県はイタリアのトップシェフを統率する権威ある食の団体「Identità Golose」と連携し、ミラノ市内にて、県産農畜産物と県の魅力を発信するプロモーションイベントを行いました。同イベントでは、イタリアのスターシェフ5名が、「上州和牛」と「こんにゃく」の創作メニューの披露し、現地の有力メディアや現地の高級食材店のバイヤーや流通・給食会社などの参加者から好評を博しました。同イベントには中津川総領事が出席し、群馬県の魅力をアピールしました。
(こんにゃくを使用したデザート RatanàのLuca de Santi氏による)
(乾杯の模様:左からAnna Meroni・ミラノ工科大学教授、中津川総領事、群馬県農政部・澁谷喜久副部長)
(試食の模様:左端奥よりAndrea Rebaldone シェフ(i Due Buoi)、Luca de Santi シェフ(Ratanà)、Marco Stabileシェフ(Ristorante Oca d’Aria)
外務大臣表彰式の実施(平成28年10月21日)
10月21日、トリノの文化協会 楊心流 日本と極東に関する研究と調査に対する平成28年外務大臣表彰の表彰式が総領事公邸で行われ、中津川総領事から同協会のトゥルトーロ楊心流会長に表彰状が手渡されました。同協会は、1978年創設され、これまで日本とイタリアとの相互理解に促進に尽力し、もって日本とイタリアとの友好親善に寄与したことが認められて、このたびの表彰となりました。
(中津川総領事からトゥルトーロ楊心流会長へ表彰状の手交)
(楊心流の皆様と)
國酒レセプションの開催(平成28年10月7日)
昨年開催された「食」をテーマとしたミラノ万博を機に、当地では日本食への関心が高まっています。そこで日本酒造組合中央会と在ミラノ総領事館は今後中・長期的に國酒、日本酒及び焼酎の対伊輸出・販売の拡大を目指し、蔵元9社の参加を得て、國酒レセプションを実施しました。レセプションにはダンブルオーゾ・伊日友好議連会長、トリブルツィオ・トリブルツィオ財団理事長他、マスコミ、レストラン関係者、酒類販売関係者等が出席しました。レセプションでは中津川総領事、岡本日本酒造組合中央会副会長が挨拶し、日本酒のPRを行いました。出席者からは「単に日本酒を味わうだけでなく、酒造各社から直接製造の方法や製造の背景の説明を受けることができた」、「日本の酒にもスパークリングや焼酎など様々な種類があることがわかった」、「銘柄によってそれぞれ個性があり、日本食はもちろんだが、イタリア料理とも合うことが分かり、新鮮に思えた」等の声が多数寄せられました。
(鏡割りの模様:左から岡本日本酒造組合中央会副会長,小林ジェトロミラノ事務所所長,Schachter・VANITYFAIR編集長,Dambruoso日伊友好議連会長,中津川総領事,Trivulzio・トリブルツィオ財団理事長)
(試飲の模様)
文化行事「オープンデー 日本へようこそ」への出席(平成28年10月2日)
10月2日、ブレーシャでふじ文化協会(Associazione Fuji)による文化行事「オープンデー 日本へようこそ」が開催されました。同協会は2001年にイタリアと日本の文化的交流を目的に設立され、今年で15年になりました。会合では、ペルギーニ会長が15年間の活動内容をスライドで紹介し、また、当館から出席した中津川総領事から、これまで会長として活躍されてきたマニセーラ名誉会長の貢献を讃えるとともに新会長のもとで同会がますます発展、成功することを祈念する旨述べました。当日、この行事には多くの来場者があり、日本の多様な文化を楽しむ様子が見られました。
(右から:マニセーラ名誉会長、中津川総領事、ペルギーニ会長)
秋田犬のコンクール「第6回欧州保存会チャンピオンシップ」への出席(平成28年9月25日)
9月25日、ジヴォレット市において、秋田犬のコンクール「第6回欧州保存会チャンピオンシップ」が開催され、遠藤敬衆議院議員(秋田犬保存会会長、「おおさか維新の会」国会対策委員長)とともに中津川総領事が出席し、それぞれご挨拶を行いました。また、イタリア側の来賓として、ウンベルト・ドッタヴィオ国会議員(トリノ市出身)、並びにジヴォレット市長代理として副市長が出席し、歓迎の挨拶を行いました。
会場には、ロシア、ポーランド、フランスなど欧州各国から150匹以上の秋田犬の出場があり、ブリーダーや飼い主によって大切に育てられた秋田犬がその力強く、凜とした、美しい姿を披露しました。
また、多くの秋田犬愛好家や市民が参加して、今次コンクールは大盛況となり、国境を越えた友好の輪が秋田犬を通じて広がっている様子が改めて確認されました。
(左からウンベルト・ドッタヴィオ国会議員、ジヴォレット副市長、サポリート氏、遠藤敬衆議院議員、中津川総領事他)
「江戸時代の日本における夫婦愛:ある屏風からみた風景、屏風の修復と技術」への出席(平成28年9月24日)
9月24日、ヴェネチア東洋美術館において、日本の古い屏風の修復完成を祝い、特別講演「江戸時代の日本における夫婦愛:ある屏風からみた風景、屏風の修復と技術」が行われました。この修復は、ユネスコ認定の日本ヴェネチア保護民間委員会であるNPO法人「未来のヴェネツィア」の支援によって行われました。
式典には、フェッラーラ・ヴェネト州美術館美術館監督局部長、夏目「未来のヴェネツィア」代表が出席され、また、中津川総領事も出席して、それぞれ挨拶を行いました。
また、ボスコロ・マルキ・ヴェネチア東洋美術館館長による講演に続いて、今回の修復にあたった3人の専門家により修復作業の様子がスライドを使って説明されました。
会場には多くの関係者、市民が集まり、修復が完成した日本の古い屏風に見入る姿が見られました。
(修復された屏風)
(左から中津川総領事、ボスコロ・マルキ・ヴェネツィア東洋美術館館長、「未来のヴェネツィア」代表、ピニャテッリ・屏風修復チーム長、フェッラーラ・ヴェネト州美術館美術館監督局部長)
MICAM、MIPEL ジャパンブース訪問(平成28年9月3日)
9月3日~6日、ミラノで世界最大規模の靴の国際見本市(MICAM)と皮革製品の国際見本市(MIPEL)が開催され、それぞれのジャパンブースが設置されています。3日、中津川総領事は、両見本市のジャパンブースを訪問し、出展各社を激励しました。
MICAM ジャパンブースの出展企業の製品からは、日本独自のデザインを追求しつつも、新しい技術やコンセプトを生み出そうとする意欲が感じられ、多くのバイヤーの関心を集めていました。またMICAMジャパンブースにはテーマコーナーが設けられており、三原康裕氏の靴デザイン画を日本の靴職人(横尾直氏)及び伊の靴職人(ジャンカルロ・コルティ氏)がそれぞれ実演を通じて製品化、同じデザインでも日伊でどのような違いが生じるのか可視化、日本の靴作りの技術・品質の高さ、及びオリジナリティーを海外のバイヤーにアピールしていました。
MIPEL ジャパンブースでは、コードバンを使った上質な製品や凹凸感のある板チョコをイメージした製品、日本の着物文化を取り入れ西洋と融合させた製品等、各社が誇る独自の技術を活かした製品を展示していました。
両見本市の開幕前日にあたる2日には、MICAM主催者(Assoacalzaturifici)のピロッティASSOCALZATURIFICI会長、ブリッコラMIPEL会長及び出展日本企業を公邸に招き、増田経済産業省製造産業局生活製品課課長補佐、小林浩人JETROミラノ事務所所長等の出席を得て、日本の皮革製品振興のための活発な意見交換が行われました。
(MICAM ジャパンブースでの実演)
(MICAMジャパンブースを視察する中津川総領事)
(MICAMジャパンブースを視察する中津川総領事)
「Teatro Noh “MIDARE”」への出席(平成28年7月4日)
7月4日(月)、ミラノのトリエンナーレ内、Teatro dell’ Arteに宝生流第二十代宗家の宝生和英氏をお迎えして「Teatro Noh “MIDARE”」 が上演されました。本公演は,日伊国交樹立150周年にあたる本年、ミラノで開催されている第21回トリエンナーレの機会に実現したものです。宝生流は能楽の諸役のなかで主演などを務めるシテ方の流儀の一つで、約600年の歴史をもつといわれています。今回の公演では若き宝生和英家元他により秘曲「乱(みだれ)」が上演され,満席の観客を魅了しました。
中津川総領事も本公演を鑑賞し,出演者及び関係者の皆様に深い感謝の気持ちを伝えました。
(宝生流の皆様と)
(宝生和英宝生流第二十世宗家と中津川総領事)
2016年武道祭への出席(平成28年6月3日)
6月2~5日、アローナ市体育館において世界伝統糸東流 無限門羽多野塾主催の武道祭が開催され、世界各国(イタリア、ドイツ、ハンガリー、ウクライナ(モルドバ)、スペイン、ポルトガル、ロシア、ウルグアイ)から多くの参加者が集まりました。3日、中津川総領事は、空手の合同練習を見学し、参加者に対して激励の挨拶を行いました。
(武道祭参加者及び関係者の皆様と)
(挨拶する中津川総領事(左), 右は世界伝統糸東流 無限門羽多野塾(武道祭主催者)の羽多野義晴氏)
第15回ヴェネツィア・ビエンナーレ建築展、日本館開会式への出席(平成28年5月27日)
ヴェネツィアでは第15回ヴェネツィア・ビエンナーレ国際建築展が開催中です(11月27日まで)。
ジャルディーニ地区にある日本館では、国際交流基金の主催で 「en(縁):beyond-SHARING (エン:ビヨンド ― シェアリング)」展が開催されており、5月27日に行われた日本館の開会式には中津川総領事が出席し、乾杯の挨拶を行いました。
同展は山名 善之東京理科大学理工学部建築学科教授がキュレータとなり、「高度経済成長が終焉を迎え、3.11(東日本大震災)を経験した今日の日本において、新しい価値を求めて活動する若い世代の建築実践」を4つのテーマから紹介しています。
国際交流基金HPへのリンク
(日本館オープニングで乾杯の挨拶をする中津川総領事(右から2人目))
「武士ー忍者と侍、Part1」のオープニングへの出席(平成28年4月15日)
4月15日(金)、トリノ市において日本文化団体「楊心流」の主催により、「武士ー忍者と侍、Part1」のオープニングが開催されました。
式典には、ピエロ・ファッシーノ・トリノ市長、楊心流関係者、多くの市民が参加し、中津川総領事も出席して挨拶を行いました。
同展は、大人も子供も楽しめる内容になっており、6月12日まで期間を延長して開催されています。
(揚心流関係者の皆様と)
第55回サローネ国際家具見本市訪問(平成28年4月14日)
第55回サローネ国際家具見本市が4月12日にミラノで開幕しました。これは世界最大規模の家具の国際見本市で、一般社団法人日本家具産業振興会がジャパンブースを設置し、カリモク家具株式会社、飛騨産業株式会社、株式会社シラカワの3社が出展しました。
またジャパンブースに出展経験のある株式会社マルニ木工と株式会社Ritzwellも独自のブースを出展しました。
14日、中津川総領事は、上記5社の展示会場を訪問しました。参加企業は、それぞれ日本独自の視点を活かしたデザインと最新技術に伝統的な木工の卓越した技術を融合させた、暖かみのある家具を展示しており、広い会場を訪れた世界各国のバイヤーの注目を集めていました。
(加藤信カリモク家具株式会社専務取締役(左)と中津川総領事)
(岡田明子飛騨産業株式会社海外事業部課長(左)と中津川総領事)
(白川勝規株式会社シラカワ代表取締役社長(左)と中津川総領事)
(株式会社マルニ木工の展示)
(矢野株式会社Ritzwell販売・市場開発部長(左)と中津川総領事)
(一般社団法人日本家具産業振興会杉本浩参与(右))
「フォーリ・サローネ」訪問(平成28年4月12日~14日)
サローネ国際家具見本市の開催に合わせて、企業やデザイナーによる場外自主展示である「フォーリ・サローネ」が今年もミラノ市内全域で開幕しました(~17日)。「フォーリ・サローネ」には日系企業や日本人デザイナーも参加しています。中津川総領事は12日から14日にかけて以下の展示会を訪問しました。
- TAKEO PAPER SHOW 2016 「SUBTLE」 ミラノ展(株式会社竹尾、トリエンナーレ美術館)
http://www.takeopapershow.com/ - Touching Tales. The Alcantara® Experience(アルカンターラ、Palazzo Litta ,Corso Magenta 24 )
http://www.damnmagazine.net/events/alcantara/ - 「地板」が光り輝く壮大なインスタレーション “time is TIME”(シチズン時計株式会社、Superstudio Più, Via Tortona 27)
http://citizen.jp/news/2016/20160127.html - 「薄板化学強化ガラス」約5,000枚を用いて、約10億倍に拡大したガラスの分子構造「アモルファス」をインスタレーションで体感 (AGC旭硝子、Superstudio Più, Via Tortona 27)
http://www.agc.com/news/2016.html - Imagine New Days (アイシン精機株式会社、Superstudio Più, Via Tortona 27 )
http://www.aisin.co.jp/news/2016/010417.html
“time is TIME”(小松淳シチズン時計株式会社ブランド事業本部デザイン部部長、クリエイティヴディレクター(左)と中津川総領事)
「アモルファス」をインスタレーションで体感 (玉城和美AGC旭硝子経営企画部広報・IR室広報担当部長と中津川総領事)
Imagine New Days (岡雄一郎アイシン精機株式会社デザイン部部長(左端)と中津川総領事(中央)、デザイナーの方)
文化行事「Haru no Kaze」オープニングへの出席(平成28年3月11日)
3月11日、中津川総領事は、ヴィチェンツァ市と「浮雲」文化協会の共催による文化行事「Haru no Kaze」のオープニングに出席し、挨拶を行いました。オープニングにはAchilli・Variatiヴィチェンツァ市長も出席されました。この行事は、日イタリア国交150周年行事であり、当館の後援名義を付与しています。
「Haru no Kaze」詳細は、http://www.ukigumo.it/manifestazioni/haru-no-kaze-2016/
オープニングの様子
挨拶する中津川総領事(右隣はAchille Variati市長)
「MIYABI盆栽展オープニング」訪問(平成28年2月27日)
中津川総領事は、トレビーゾ県Gorgo al Monticano市で開催されたMIYABI盆栽展(2月27日~28日)のオープニングに出席し、挨拶を行いました。オープニングでは津軽三味線も披露され、また会場では、水石の展示、表千家の茶道デモンストレーション、日本人画家の作品展示が行われました。
Giannina Cover市長(中央)、中津川総領事(その左)、MIYABI盆栽展の関係者
MIYABI盆栽展を見学する中津川総領事(中央)
MICAM、MIPEL ジャパンブース訪問(平成28年2月15日)
2月14日~17日、ミラノで世界最大規模の靴の国際見本市(MICAM)と皮革製品の国際見本市(MIPEL)が開催され、それぞれにジャパンブースが設置され、前者には6社、後者には8社が出展しました。15日、中津川総領事は、両見本市のジャパンブースを訪問し、出展各社を激励しました。
MICAM ジャパンブースの出展企業の製品からは、日本ならではの繊細な感性を活かしたデザインを追求しつつも、新しい技術やコンセプトを生み出そうとする意欲が感じられ,多くのバイヤーの関心を集めていました。
MICAMジャパンブースにはテーマコーナーが設けられており、伊人靴デザイナーのマッシモ・ベルタ氏のシューズデザインを日本人靴職人の宮嶋明子さんが実演製作し,日本の靴作りの技術の高さを海外のバイヤーにアピールしていました。
MIPEL ジャパンブースでは、コードバンやワニ革を使った上質な製品,日本の伝統的な花札のデザインをアールヌーボー調にアレンジした製品,有松絞りといった,日本の伝統技術を活かした製品等,各社が誇る独自の技術を活かした製品が展示されていました。
見本市に先立つ2月13日には、MICAM主催者(Assocalzaturifici)のピロッティASSOCALZATURIFICI会長、ブリッコラMIPEL会長及び出展日本企業を公邸に招き、橋本智之経済産業省製造産業局紙業服飾品課企画官、小林浩人JETROミラノ事務所所長等の出席を得て、日本の皮革製品振興のための活発な意見交換が行われました。
(MICAM ジャパンブースでの実演)
(MICAMジャパンブースを視察する中津川総領事)
(MIPELジャパンブースを視察する中津川総領事)
(MIPELジャパンブースの出展社及び関係者の皆さんと)
日本の観光振興のためのプレゼンテーションの実施(平成28年2月10日)及びBIT(ミラノ国際観光見本市)日本ブース出展訪問(同2月12日)
2月11日~13日、ミラノで国際観光見本市(BIT:Borsa Internazionale del Turismo)が開催され、日本ブースが設置されました。
見本市開始に先立つ2月10日、イタリアの報道関係者・観光業者及び日本ブース出展社を総領事公邸に招き、在イタリア大使館、日本政府観光局(JNTO)パリ事務所、JETROミラノ事務所等関係者が出席して、日本の観光振興のためのプレゼンテーション兼意見交換会を行いました。
当日は中津川総領事の挨拶に続き、JNTOパリ事務所が日本観光振興のためのプレゼンテーションを行いました。また在イタリア大使館は日伊外交関係150周年記念関連イベントについて説明を行いました。続く意見交換会では日伊の出席者が活発に交流し、イタリア人出席者からは、質問や観光振興のためのアイディアが数多く寄せられました。
また12日には、中津川総領事がBIT会場内に設置された日本ブースを訪問しました。日本ブースには東京都、沖縄県、JR、航空会社、旅行会社等の計14の企業・団体が日本観光のPRを行っており、活況を呈していました。当館は日本文化紹介と銘打ち、日本ブースで書道及び風呂敷の折り形をデモンストレーション形式で紹介しました。
(プレゼンテーション兼意見交換会で挨拶する中津川総領事)
(BIT日本ブースの模様)
(BIT日本ブースでの書道のデモンストレーション)
(BIT日本ブースでの風呂敷の折り形のデモンストレーション)
当館領事待合スペースにおける日本企業展示(武州工業「パイプグラム」平成28年1月)
武州工業は1951年の創業以来、自動車用の熱交換器パイプ及び板金部品の製造一筋に、実績を積み重ねてきました。多品種少量生産の時代へと変化して行く中で、生産企画、生産設備を時代にマッチさせ、さまざまな品物に対応できる「ものづくり」を行っています。
同社が開発したパイプグラムは、「パイプ」で「描く」という意味から名付けられており、パイプを繋げていくことで様々な立体を作ることができる、パズルのような組み立てキットです。パイプのような線の素材を自由にフレンドリーに扱えるようにすることで、形の成り立ちや構造を体感しながら学習するのに最適な知育玩具です。6種のパイプと4種のジョイントがあり、組み合わせ次第で簡単に違う形を作ることができます。
当館領事待合スペースでは、2016年1月より期間限定で、武州工業の「パイプグラム」を展示していますので、機会があれば、是非現物を御覧下さい。